ホオズキ目下

思考のメモ書き

好きなものの話②

こんばんは。
記事を書き始めた時点でのふさわしい挨拶、ということで定めようと思います。コミカルな挨拶は別に求めていませんし、僕の書きたい文章は口語であればこそなので。


さて、前回の記事を読み返しましたが……。まぁ浅薄な野郎だなと思ってしまいます。自身が能力的にも人間的にも欠乏してるからでしょうが。
卑下することは、良くしようと思うきっかけになるのなら悪いことではないと信じています。人間的に成長する方法は正直分からないのが本音ですが、能力の方、即ち文章力なら改善策はいくらでもあります。
こうしてブログに記事を貯めるのも、その一つでしょうし、日々の読書だって繋がっているはずです。一年後、笑い話になっていますように。

残っているのは漫画とゲームですね。
前回は大分適当にまとめてしまいましたが、哲学と音楽についてきちんと喋ってこそ「好きなものの話」になるだろうという思いもあるので、後に哲学や音楽について語り直すのも「好きなものの話」のナンバリングに含めてしまおうと予定しています。
漫画とゲームについても同様に、今回ダイジェスト的に語ってから、後に1つずつ詳しく語る方針を採ります。書くのは無責任にも「気が向いたとき」としておきます。


漫画の話といえば、やはりジャンルから入ることになるでしょう。
この文体で書くことではないだろうという思いが鎌首をもたげていますが、無視して続けると、僕の好きなジャンルは唯一、ずばり百合です。
百合をご存知でない方の為に説明すると、女性同士の関係を描くジャンルです。俗にレズビアンとされるものから、友人関係まで含むと認識しています。
なぜ百合が好きなのか、という話をするとまた1記事になってしまうので*1、ここでは漫画という表現方法に惹かれた理由に触れておこうと思います。

漫画のあとがきでよく書かれる、「○○(作品名)の世界を皆さんにお届けしていきたい」みたいな文言、見たことのある人は多いと思います。
恐らくほぼすべての創作物に当てはまりますが、頭の中で何か理想形というか、世界というのが出来ていて、それを何らかの形で可視化する作業こそ創作ではないでしょうか。
この内音として表現するのが音楽、作曲となり、視覚的に表現するのが絵画や彫刻などとなるのだと思います。文字化する小説や、自身の動きで表現するダンスなんかも素敵です。
話が逸れかけましたが、漫画はこの「世界をお届けする」という創作の本質的な営み*2に最も素直なものの一つだと考えています。絵によって視覚的にはもちろん、台詞や効果音によって音的にも、世界を読者に共有してくれます。
これは固定観念ですが、創作者の思い描く世界というのは動的なものだと思っています。静的な世界を想像するということはなく、絵画などで見られる静的な美を表現するというのは、動的な世界をあえて固定したときに生じる美しさを啓発しようとしたからだと。
漫画はこの動的な感じにぴったりです。発話がある。人物の動きがある。ストーリーもある。
小説では視覚的な作用がない分、思い描く世界がある程度読み手に委ねられます。その幅こそが良いのだという人がいることは知っていますが、僕はできるだけ同じ世界を共有してもらいたいと思っているからこそ、漫画を好きになりました。青いからかもしれませんが、小説だと自分の持つ価値観にひっぱられた世界を思い描いてしまいます。そうではなく、もっと「俺/私の思い描いた世界はこうなんだ!」と押し付けて欲しいわけです。


ゲームの話に移ります。
これに関しては相当な時間を注ぎましたが、そんなに深い話ができるわけでもありません。
単純に人と競うのが好きな性格と、勝ち負けが付き、レート制度などで相対的に上下がつくシステムの相性が良かっただけなんだと思います。休止したいま、そう思います。
どうしたら早く強くなれるか、とか、どういう思考が勝てるのか、とか方法論的なものなら経験から話せますが、これらには正直価値をあまり見出だせていません。
本当に楽しかったし、おかげで得た友人やコミュニティにも大満足していますが、色々と納得できていない部分があるのも事実です。本当にここまで続ける必要があったのか、なんて。
楽しく好きなものだったのは疑いようのないものなんですが……。


好きなものの話のくくりが暗くなってしまったのは破滅的な構成ミスですね、後先考えずに書いていた罰が早くも来ました……。
随筆的に書くと宣言していましたが、流石にもう少し考えて書こうと思います。続けたら会話でも考えて喋れるようになりそうです。

既に他に書きたいトピックが頭の中を渦巻いていて、早くこの話を書き上げようと思ってしまっていたため、雑になってしまった感は否めません。けれど、これからはもう本当に思い付いたことを書くだけになっていくと思います。本領発揮ですから、楽しみにしていてください。
それでは!

*1:あえて要約しておくと、好きな関係性がほぼ百合ジャンルの中にのみあるからです。

*2:もっと良い言葉がある確信があるが、さっぱり思い付かない。悔しいものだ